ショートステイ(短期入所生活介護)のお仕事
日常生活支援のサービスになります。食事や排泄、入浴介助が提供されます。
季節の行事やレク活動や機能訓練を提供するショートステイなどもあります。
ご自宅までの送迎も行います。
ショートステイ活用にあたってのポイント
施設系サービスではありますが、あくまで在宅生活を支える在宅の延長上のサービスになります。介護は思っている以上に大変です。暮らしを継続する中で、ご家族様の介護負担の軽減のためには本当に必要なサービスです。
介護負担以外にも急なお仕事や冠婚葬祭で遠方に出向かなければならない時などに使うことで家族の精神的な安定や介護離職なども防げると思います。
終わりの見えない中での介護、いつ終わるかわからない介護だからこそショートステイを利用して無理なく介護を継続していくために必要なサービスです。
使わせていただく事業所の情報収集
実施地域の確認
どこまでが可能なエリアか送迎等来てくれるところのエリアの確認。
営業日の確認・予約申し込み及び送迎時間の確認
休日についての確認。土日・祝日・年末年始・お盆・ゴールデンウイーク等
予約申し込みの方法・期間の確認(電話・申込用紙・いつまで可能か)
送迎時間及び休日・祭日に関しての送迎は可能か
ショートステイの空き状況について
居室形態・及び加算について
①単独型(従来型個室)②単独型(多床室)③併設型(従来型個室)④併設型(多床室)
⑤単独型ユニット(ユニット型個室)⑥経過的単独型ユニット型(ユニット型個室的多床室)
⑦併設型ユニット(ユニット型個室)⑧経過的併設型ユニット型(ユニット型個室的多床室)
※単位数が変わる要素
生活機能向上連携加算・看護体制加算・夜勤職員配置加算・認知症行動・心理症状緊急対応加算
若年性認知症利用者受入加算・緊急短期入所受入加算・緊急受入加算・療養食加算
※似たような名前が多いので注意
食費・移住費・雑費も確認してできれば別紙で頂き加算も含めて1日分の料金1か月分の料金で介護度別と負担減免の段階別1から4段階で出してもらいファイリングしておくと便利。
食事の対応や施設の設備等
- 食事の対応可能範囲(ミキサー食・糖尿病食・減塩食・ソフト食)
- 入浴のタイプについて一般浴槽、機械浴、リフト浴などの対応が可能か確認。
- 娯楽設備や趣味活動について 居室にテレビがあるか・タブッレト・囲碁盤や将棋盤、華道や書道など道具あるか。
医療行為がある方の受け入れについて
- 胃ろう・褥瘡・インシュリン・在宅酸素・透析のある方については可能か。
- 看取りをされている方でも利用は可能か。
キャンセル時の対応について
- キャンセル料金について発生するのか
- かかるのであればいつまでにキャンセルすれば料金は発生しないのか
- 体調不良時やコロナ感染も含めて確認しましょう。
担当者会議確認事項
主治医(それ以外の医療機関も含めて)
お薬情報
緊急時の連絡先(可能であればキーパソン以外の連絡先も)
サービス内容と希望期間、今後の定期利用の実施について
送迎時の取り決め(お迎えや送りの際に家族はいるのか・鍵の施錠等)
多職種連携方法(情報の共有方法をどうするのか・連絡ノート・保管場所等)
ショートステイの利用日数について
利用できる期間は?
ショートステイの利用できる日数は、認定有効期間のおおを超えないようにケアマネージャーがしっかりと管理!
利用表にはショートステイ利用数の合計が毎月集計されています。
ソフトによっては警告等出るかもしれませんが認定の半数を超えないように管理しましょう。
近年認定の有効期間が最長で4年出ている方もいるので市区町村によってはローカルルール等で月の半分14泊15日を超えないようなルールもあるので確認してください。
認定期間の半分を超えるときは?
利用者様の身体状況及び精神状況、心身上の都合や家族等の介護力や意向に照らして、この認定期間の半数を超えてショートステイの利用が必要な場合は、きちんとケアプランの計画に位置づけたうえでサービスの必要性、妥当性について担当者会議内で話し合いロングショートの申請を利用者様がお住まいの市区町村に申請する必要があります。
連続での利用が30日を超えるときの注意点
ショートステイを連続で30日利用した時には30日目に関しては、自費扱いになりますので全額自己負担になります。
30日利用している時点で金額としてはかなりの負担額になりますがさらに利用料は上がりますのできちんとご家族様にも説明をしておきましょう。
月をまたいでもソフト上では必ず警告が入りますのでしっかりと確認しましょう。
1日でもご自宅に帰れば連続30日に該当しません。
まとめ
在宅生活を継続するうえでショートステイの利用は重要になっていきます。
ご本の意向も確認しながらご家族様が疲れていないのか休養が必要ではないかなど、しっかりと確認しながらショートステイを効率よく利用するのは無理なく暮らしを継続できます。
家族の仕事や冠婚葬祭などの予定に合わせて利用することで介護離職を防いだりご家族様自身の生活、暮らしを守ることにつながります。
介護は、実際にやってみると本当に大変です。
心にゆとりが持てなくなる時もあります。
そんな時は活用してご家族の身体的にも精神的にも負担を減らしてあげましょう。