通所からの訪問介護など視野に
厚生労働省は11月14日の社会保障審議会介護保険部会で、訪問介護と通所介護(デイサービス)を組合わせた「新たな複合型サービス」の創設を提案した。
通所事業所からの訪問介護の提供などを基準化する考えでヘルパー人材不足を背景に対して、既存資源の有効活用を行い、在宅利用者の多様な介護ニーズへの対応強化をはかることを検討内容とあげました。
在宅サービスの基盤整備、ケアマネジメントの質の向上、在宅医療・介護連携など13項目に分けて方向を整備を進める中、在宅サービスの基盤の整備については、地域の実情に合わせて既存の資源を活用した複合的な在宅サービスの整備が重要だとし、その例として今回上げられた訪問介護やデイサービスを組み合わせた複合サービスが提案されました。
「新たな複合型サービス」に関しては、通所介護としては、既存の機能・役割が類似・重複するサービスについて整理・統合して、新たな加算もしくは、新たな請求方法で利益を上げられることは、ありがたいことではあるがどこまでの内容を行うか、職員への教育は課題としてあげられます。
また地域として、社会資源に乏しいところに関しては、本当に助かると思われます。
デイサービスでの送り出しなど訪問介護で対応する部分に関しては、デイサービスのみで完結できる部分だと思います。
ただ、デイサービスの送迎の部分で行っている部分が曖昧であるため、ケアマネージャーの判断や事業所の判断で、送迎ではなく、複合型サービスとして請求されると、利用者さんにとっては、単純に利用料金が上がるのできちんと明確にしていく必要があります。
デイサービスの送迎業務の範囲は
送迎業務の範囲は「居宅に帰着し安全な状態と認められるまで」です。
送迎業務は単に利用者を輸送する業務ではなく、車両乗降や屋外歩行を介助して移動させるという施設の介護業務の一環とみなされるからです。
その部分をケアマネージャーや事業所の考えや解釈ではなく明確な形にしてもらいたいです。
送迎は、デイサービスの基本料金に入っており送迎を片道行わない場合には47単位減算されます。
行う事でデイサービスには、約470円入るのでその部分に関して新たな複合サービスで二重にならない形にしてもらいたいです。
まとめ
地域包括システムの更なる深化推進を進める中、介護基盤の整備は重要になっています。
しかしヘルパーの人材不足の背景もあり、既存のサービスを有効活用して在宅で生活していく方の多様な介護ニーズへの対応強化を図ることが求められています。
そのため現状あるデイサービスからの訪問介護などの複合サービスを検討案として上げれています。
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