ケアマネジメントプロセス サービス担当者会議

介護日記
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サービス担当者会議とは

利用者様の今後の方向性について、ケアマネージャーが作成したケアプランの内容を各サービスの担当者が集まって検討しあう会議です。
情報の共有やより良いサービスを提供するために各サービス事業所が集まり話し合います。
ケアマネージャーが中心となり日程の調整から会議の進行等について進めていきます。

サービス担当者会議の目的。

ケアプランの内容やニーズについての確認。

大きな方向性長期目標と短期目標、利用者様が目標達成にあたってイメージの共有。 

サービス担当者会議は、事業所間や他職種連携も大きな目的の1つになります。初回限定担当者会議以外にも更新やサービス変更に伴っての開催の際には、現状のサービス状況の確認、各専門職がどのように関わっているのか専門職の視点での気づきも共有できることは利用者様にはとても良いですね。

担当者会議などは色々な専門職の方がいるのでケアマネージャーとしてその分野で知識が足りなくてもその専門の方がより詳しく話してくださるのは心強いですよね。


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担当者の会議の進め方

1、自己紹介 

主役となるご利用者様に最初に行っていただく配慮をしましょう。

事業所名、役職、名前ゆっくりとお話をしましょう。名札や名刺などもお渡しをしましょう。

※事業所間の名刺交換はできれば担当者会議後にまずは利用者様に!

また参加できない事業所についてはケアマネージャーから紹介をしましょう。

2、担当者会議開催の目的について

初回申請にあたり、認定更新にあたり、状態変化にあたり、新規サービス導入にあたりなどを伝えてさらに詳しく何のために行うかを伝えましょう。

3、議題及びケアプランの確認

ケアマネージャーが司会進行をしっかりと行い各担当者が意見を述べられるように、話を振っていくのもよいでしょう。
会議の内容から話が大きく脱線しそうになったら元に戻すのも司会者の役割です。
議題がいくつかある場合には、それぞれ問題を分けて時間配分を意識しながら進めていきましょう。

4、本人、ご家族様へ会議を通して意見の確認


担当者の意見を聞いたうえで、必ず利用者様やご家族様のご意見を確認しましょう。
また専門用語などは、わかりやすく解説してあげてください。
利用者やご家族が疑問や不安を感じたまま進めてしまうことの内容に配慮が必要です。

5、話しあった内容のまとめとケアプランにサインをもらいましょう。

会議の終わりには、その日に話し合ったことを再確認しましょう。
またご利用者様、ご家族様に作成したケアプランで同意をしていただけるのであれば署名(サイン)をいただきましょう。

皆さんのいる前で、きちんと同意をいただくことはとても大事です。

6、注意点 

・認知症など言葉の使い方などは配慮しましょう。

・デイサービスなど参加する場合は、送迎時間にか

 からないように時間設定しましょう。

・時間は長くても30分程を目安に。

・利用者様やご家族様がわかりづらい専門用語などは極力使わず、難しい言葉など出ているようであれば、わかりやすく解説してあげましょう。

・参加して時間を作ってくださった、ご利用者様、ご家族様、事業所にしっかりとお礼を伝えましょう。

まとめ

サービス担当者会議は、ご利用者様の情報の共有をするにあたっては、本当に不可欠な会議です。
多職種の意見を交換し合うことで、利用者にとってよりよいサービスを提供することが可能になります。
皆さま忙しい中お時間を作ってくださるので主催者となるケアマネージャーの手腕が問われます。

しっかりと進行していきましょう。

おまけ

介護保険制度を利用するにあたっては、基本的にはケアマネージャーの作ったケアプランを元にサービス担当者会議を行わないと介護保険制度は利用できません。

担当者会議開催にあたってはご利用者様が主役になりますが、出席に関しては運営基準上は必ずしもご本人様が参加しなくても良い部分もあります。

サービスの担当者が集まっての会議になります。

なので必ずしもご本人が参加しなくても良いと言う解釈もあります。

それでもご本人が主役なのでご本人を中心に進めていくことがやっぱり大事ですね。



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