最後はどう迎えたい?
まず最初に、あなたは自分が最後を迎える時にどんな最後を迎えたいですか?多分すぐに即答できる方は、ほとんどいないと思います。
それは高齢者の方も一緒で自分の最後をどう迎えたいかしっかりと具現化できている方は少ないと思います。
私は苦しかったり、痛いのは嫌だな。寝たきりで意識もない動けない、状態になったら人工呼吸器はつけてほしくないと言う考えですが最後は、私はできるだけ延命治療もして貰いたい。努力してほしい。と思う人もいると思います。
人によって、いろいろな考え方があることと思いますがその事を、ご家族様や自分の大切な方にどなたかとお話し合いになったことがありますか。ご家族やご友人や主治医(かかりつけ医)と話し合う場合に、縁起でもない、と避けるのではなく、向き合う事は重要だと思います。
これは本当に大切な事です。
いざとなった場合にご自分の意思を表すことができないこともあるのです。
現在は、将来変わることもあるので、繰り返し確認しておくと良いと思います。もしきちんと方向性がわかっていれば、医療・介護・福祉の専門職チームがあなたの思い描く最後を支援してくれると思います。
アドバンスケアプランニング(ACP)
その最後を迎えるために今は、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)と言う考え方が大切にされています。
将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、利用者さんを主体に、そのご家族や近しい人、医療・ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、利用者さんの意思決定を支援するプロセスのことです。
利用者さんの人生観や価値観、希望に沿った、将来の医療及びケアを具体化することを目標にしています。
前置きがとても長くなってしまいましたが、ただ私も自分の利用者さんに、ストレートに最後をどう迎えたいですかとは聞けませんので、そんな時はまずエンディングノートなどを活用したりきます。
エンディングノートとは
エンディングノートとは、いずれ誰しもに訪れる死に備えて、自分に関するさまざまな情報を書き記すためのノートのこと。
今は、終活ツールのひとつとして注目されていますが、その大きな役割は、自分の情報や亡くなった後の希望を書き残し、残された人が困らないようにすることです。また、大切な人への感謝や愛情の気持ちを書き残しておけば、残された人にとって宝物のような1冊になります。
今までの長い自分の人生を振り返りながら、楽しい思い出や辛い出来事を乗り越えた経験など、自分の人生に起きたことを一つひとつ噛みしめることで、心を落ち着かせることができます。また、どんな人生を送り何を考えていたのかを、残された人たちに伝えられるというメリットもありますよ。
自分が経験した事、楽しみや悲しみ、家族への想いを共有できることは素敵なことだと思います。
エンディングノートの種類や内容
エンディングノートも何種類かあったり記載内容も異なるものもあります。
自分の書き残したいことや目的に合わせて選んだりすると良いと思いますが中には自分自身の備忘録としてもエンディングノートを活用したいなら、銀行口座や保険、クレジットカードなどの項目があるものがおすすめです。記した情報は、亡くなった後に家族や周りの人が困らないようにできるのはもちろんのこと、自分の日々の覚え書きとしても便利だと思います。
他にも解説がついていたりコラムのようはな物もありますのでぜひ活用してみてください。
最後にエンディングノートどこに行けばもらえるか?
今は、地域包括支援センターに行けばエンディングノートを無料で配布している所もありますのでまずは、どんな物か見てください。
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