障害についてよく知ろう

介護日記
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障害について知ることが大事!

お店の中やバスの中など日常生活において、障害者と接する機会は多くあります。
特に差別をしているつもりはないかもしれません。しかし、多くの障害者が、その中で差別を受けたと訴えている現実があります。

日常で障害者に差別と見なされたことは、障害について少し知るだけでも回避できることも多いのです。障害者差別をなくす上で何よりも大切なの は「障害を知る」ということです。
人は知らないから怖がったり、避けたりします。知っていればで違うかかわり方が行えます。

外から見るだけでは分かりにくい障害がある。

たとえば身体障害は、車イスに乗っていたり白杖をついていたりと、比較的見ただけで判別がつきやすい障害です。しかし、身体障害の中でも内部障 害といわれる内臓の障害や、精神障害などは、見た目からではほとんど判断することができません。しかし、非常に疲れやすかったり、定期通院が欠かせなかったり、集中力が続かなかったりと、障害特有のしんどさを抱えています。

見た目で判断できないため、休憩時間が多い・長い、すぐに席を立つことあるごとに休みがちなどと、仕事場の中で陰口をいわれやすく、いやな気分になりがちです。また内部障害の中でも、AIDS(後天性免疫不全症候群)は日常生活を一緒にするだけで感 染するとか、また精神障害者は危険と誤解を受けることが多く、 結果として社会参加を阻害することにつながってしまいます。

ちょっと疲れやすいだけ、休みが多いだけで、後は他と変わらないと知ってもらえるだけで、生活のしやすさは 格段に上がるのです。

障害者と接する上で、特別に準備するものはありません。 まずは障害について知ろうとする姿勢がとても重要になっています。

福祉教育とは

差別とは、自分とは違うもの、理解できないものを排除する行為ともいえます。障害者差別も、障害に対する知識理解がないことから生まれるものといえるでしょう。

だったら障害についてもっと知ってくれたら、となるわけですが、障害者に会ったことがない(会っていても気づかないケースも多いですが) 人に対 して、「理解をしろ」といっても知ら ないものを理解するなんて、そう簡単にいくものではありません。

福祉とは何かを学ぶことそうした中、教育の一環として、福祉とは何かを学んでもらおうとする取り組みを「福祉教育」と呼ん福祉教育は多くの場合、学校や地域の社会福祉協議会が連携して実施します。その内容は、みんなが幸せ 者や高齢者など社会的弱者と呼ばれる人たちのことだけではなく、差別 や貧困といった現在社会が抱えてい る福祉的課題などについて取り組むことも含まれます。

学び方も、みんなで課題について 考えたり、車イスや点字点訳、高齢 者体験キットなどを使って実際に体験したり、自分の住む地域に出て、地域課題を考えてみたり。発達段階に応じたさまざまな手法を通して、学校の中で行われる教育活動と絡め合わせながら、福祉とは何か、幸せ とは何かを学び、人を思いやる心、助け合う精神を養っていくのです。

人間の生活の有り様は、社会によ って作られるといってもよいでしょ う 日本人の「おもてなし」精神に ついて、よく耳にするようになりま したが、他者への気遣いを当たり前 とする社会性が、国民一人ひとりに おもてなしの精神を宿らせたのでは ないかと思います。であれば、だれ もが幸せに生きることができる社会 を作ることが、障害者差別をなくす ためには必要であるともいえます。

これからの社会を作っていくのは 子どもたちです。その子どもたちが、 福祉教育を通じて福祉のこころを持つことができれば、社会はきっと、もっと住みやすくなるはずです。

まとめ

不便なことや困ることがずっと続いている状態が障害です。生まれた時からの人もいれば、事故や病気、年をとることで生じることもあります。

障害があると生活がしづらくなりますが、わたしたちの工夫や配りょによって暮らしやすい社会になります。どんな障害があって、どう困るのか、どうしたら暮らしやすくなるのかいっしょに考えていくことが大切です。



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