物忘れと認知症の違いとその予防法

介護日記
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生理的老化と認知症の違い

認知症は「もの忘れ」が目立つ病気といわれるが、もの忘れは、認知症の人たちだけではなく、誰でもでも起こります。一般の人でも起こるもの忘れと、認知症の人のもの忘れの特徴について考えてみたい。

一般の人にみられるもの忘れ、つまり生理的老化によるもの忘れは、誰にでも起こる。生理的老化では、体験の一部分にもの忘れが起こる。

たとえば、昨日の晩ご飯になにを食べたかを開かれてお部を思い出すことはできないからしれない”このような生理的老化に見られる体験の一部分の物忘れは、高齢者であればだれにでも起こる可能性があります。

しかし、認知症の人のもの忘れは、何を食べたかだけではなく。食べたかどうかを思い出せなくなるという体験全体を忘れてしまうことが起こってきます。また電話があって伝言を頼まれた時に一般に人の場合でも相手の名前を忘れることはあるかもしれないが認知症の人!の場合には、電話があったこと自体を覚えていられなくなる。

つまり認知症の人は、忘れていることに気がついていないことが多い

生理的老化にみられる「もの忘れ」は、その回数は増えていくからしれないが、生活していくうえで大きな文障はないが認知症の人のもの忘れは、その回数が増えるだけでなく,その程度もだんだんひどくなり日常生活全般に支障が起こるようになってきます。

複数の生活習慣病を抱えていると認知症リスクは2倍以上に眺ね上がります。

アルツハイマー歳など認知症の原因は、脳の萎縮の悪化が根底にありますが、高血圧で肥満というように、複数の生活習慣病を抱えている場合は認知症のリスクが跳ね上がります。

認知症のリスクを高める11の要因をチェック

近年の研究で、アルツハイマー病など認知症の発症には、毎日の生活習慣が大きく影響していることがわかった。認知症に打ち克つためには、食事や運動などの生活習慣を見直し、以下の認知症のリスク要因をチェックし、一つひとつ取り除くことが一番の近道である。

①糖尿病、または糖尿病予備群である。

②高血圧症、あるいは血圧が高めである。

③脂質異常症(高コレステロール血症など)がある。

④太りすぎ、痩せすぎが気になっている。

⑤耳が遠い、あるいは難聴気味である。

⑥意欲の低下が目立ち、うつ気味である。

⑦体を動かすことが少なく、運動不足気味である。

⑧ 不眠に悩んでいる。

⑨社会的に孤立している。人付き合いがあまりない。

⑩二日酔いになるなど酒を飲みすぎている。

⑪喫煙の習慣がある。

血糖値が高いと認知症リスクがアップ!

糖尿病と認知症の「危な関係」がわかってきました。糖尿病患者は認知症になりやすく、また認知症になると糖尿病が悪化しやすくなりまず。早い時期の血糖コントロールが認知症予防につながります。

予防に優る治療はない?

認知症は発症させないことが大切です。

医学では、アルツハイマー病による脳の病気を消したり、根治するのは今まだ不可能とされています。だからこそ大切なのは予防です。

機能が低下し始めていても「進行の予防」を目指すことが大切です。

予防には3つの段階がある。

• 認知症の予防は一次予防、二次予防、三次予防の3段階に分けられる。

• 「治る」の意味を、「病変が消え、脳の状態が元のように正常になる」とするなら、残念ながらアルツハイマー病の根治はない。

• アルツハイマー病で本当に問題になるのは病変の広がりとともに進む認知機能の低下である。

• その認知機能の低下を防ぐ手立てがあることを肝に銘じておこう。

一次予防

○発症させない

・現代医療では、アルツハイマー病になること自体を完全に防ぐことはできない。。

・40代頃から生活習慣病などの原因となる危険因子を取り除いて健康に留意する。認知症に限らず体にとってプラスの効果が期待できる。

二次予防

○発症を遅らせる
・健康生活を第一に考えることとは、第3章で紹介した「11の要因」を取り除くこと。
これでアルツハイマー病の発症リスクをかなり低下させることができる。

・すでにアルツハイマー病と診断されても、この生活改善に取り組むことで、認知症の発症を運

三次予防

介護予防における認知症では「アルツハイマー病」と「脳血管障害」という様に、認知症の原因である病気を2つ以上併せ持つ「混合型認知症の予防」も非常に重要なものとなります。

この混合型認知症の特徴としては一気に病状が多いと言いう事でも注意が昼用とされています。治療においてはこのごん混合型認知症は立ち上がるなどの運動能力、記憶力などが低下するので、その進行を遅らせる為にリハビリテーションやレクリエーションは欠かせないものとなります。

介護が始まってからも、介護の仕方や本人と介護者の人間関係、友人の方などかかわりのある方全てとのコミニュケーションも病気の進行に大きく影響してきます。

それは他者との交流は脳によい刺激となり、進行を抑制する効果がある事からも見られますので、積極的に交流する機会があるならば参加していく事をお勧めいたします。
認知症は発症したことを悲観せず、本人と介護者がともに介護予防として3次予防に取り組んでいく事で、進行を遅らせられるのです。

まとめ

物忘れと認知症の違いは、忘れていること自体に気がついていないことが多いところだと思います。

複数の生活習慣病を抱えていると認知症リスクは2倍以上に眺ね上がるため生活習慣病に対してもしっかりと対応していく必要があります。

国の認知症施策推進大綱としては、令和元年の6月18日に関係閣僚会議の中で次のように明記されました。

大きな柱としては共生と予防の2つが掲げられ認知症になっても住み慣れた地域で生活できるように「認知症バリアフリー」の取組を進めていくとともに、「共生」の基盤の下、通いの場の拡大など「予防」の取組を政府一丸となって進めています。

だからこそ予防がとても大切になっています。ここでの予防は、現在も認知症がある方も含めて症状を遅らせると言う意味も含めて予防となっています。

正しく関わることで症状が変わってきますの正しい知識を持って関わっていくことが大切です。



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