介護支援専門員実務研修攻略法

介護日記

まず最初に第25回介護支援専門員実務研修受講試験合格おめでとうございます。

合格率約2割前後の難関をクリアしましたね。

受験資格を勝ち取るにも一苦労さらにお仕事をされながら合格するのは本当に尊敬に値します。

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ゴールではなく通過点

ただ気をつけていただきたいのがここで終わりでなく、ここからがセカンドステージになります。

毎年難関試験を合格しても介護支援専門員実務研修を失敗して介護支援専門員の業務の実地が行えない人がいますので注意してください。

ここからの流れ

実務研修は、「介護支援専門員として必要な知識、技能を有する介護支援専門員の養成を図ること」を目的としています。具体的には、介護サービス計画(ケアプラン)の作成やモニタリングの実施など、ケアマネジメントに関するさまざまな業務に関する専門知識や技術を学習します。

 実施時期は都道府県によって異なりますが、研修は国が定めたカリキュラムにそって実施されます。国が定めたカリキュラムでは、研修時間は合計87時間以上と示されています。通常は前期・後期に分けて実施されます。

 研修は、介護支援専門員指導者や大学教員、県・市区町村等の行政担当職員等が講義を行います。

 実務研修を修了すると、各都道府県で介護支援専門員の「登録」を行うことができます。その上で、都道府県知事に対して申請を行うと、「介護支援専門員証」が交付されます。これを手にすることで初めて介護支援専門員の業務を行うことができます。

まず最初に行うこと

①会社への報告

実務研修は87時間と長丁場になります。都道府県でも異なりますが16日から18日間程かかります。

また87時間以外に3日間の居宅介護支援事業所での実習があります。

希望休だけでは対応しきれないと思います。

また会社に相談をして勤務の中で行かせてもらえるかと研修費用についても負担してもらえるか聞いてみましょう。

※介護支援専門員実務研修は教育訓練給付制度の対象になりますので活用しましょう。

事業所の中に居宅介護支援事業所か介護支援専門員がいたら研修を受けることを伝えてアドバイスもらいましょう。

もしいなければ普段関わる介護支援専門員さんに聞いてみましょう。

基本的に介護支援専門員の仕事をしている方は親切で面倒見がいいです。

頼りにされて嫌な人はいません。

主任介護支援専門員でアドバイスをもらえる環境があればベストです。

②受講申し込み

開催要領をしっかりと読みましょう。

日程及び申し込み期間を必ず確認してから申し込みましょう。

※都道府県によって申し込み期間がかなり短い所がありますので特に注意です。

自分の予定が研修と重なっていないかなども見ておかないと何かと重なって受講できない時は、受講料は、一度支払ったら原則払い戻しはありません。

五万円前後の金額を無駄にしてしまいます。

※研修受講地は、実務研修受講試験の受験地の都道府県で受講することを原則とされています。

③研修準備

ケアマネ手帳を購入しましょう。

ユーキャンか中央法規が使いやすいです。

ケアマネ研修の日程を全て手帳に記載しましょう。

介護支援専門員はスケージュール管理がとても大切です。手帳を活用して予定を組み立ていけるようにしましょう。

ノートパソコン、Wi-Fiを使える環境整備、Excelファイルが送受信ができる個別のアドレスを用意しましょう。

新型コロナウイルスの影響でzoomでの研修が増えています。今回も第8波の影響でzoomでの研修、感染者数が減れば通常の講義になりますので用意しましょう。

※事業所単位でアドレスを用意すると同事業所内で複数いる場合などzoomで入る際やミニテストを受ける際に不具合が出ることがあります。

④研修前の提出物の提出

研修記録(個別学習シート)地域によって名前は違うかも知れませんが事前に記録するシート、アンケート等があります。

自分自身が研修前にどんな目的などを持って取り組んでいくか、現状の知識がどれぐらいあるのかなどを記載する項目があります。

今働いている事業所で管理者がいれば管理者が記載する項目もあります。

それ以外にも当日までに用意する物もあれば早めにやっておきましょう。

実際の研修での注意点

法定研修になりますので遅刻などは厳禁です。

(傷病(本人・家族の感染症罹患を含む)、身内の不幸等のやむを得ない事情により未受講となった場合に限り、代替措置をとれるものとする。但し、代替措置の時間数には上限がある。)

zoomの場合でも余裕を持って入室しておきましょう。zoomをやったことのない方は事前に練習をしておきましょう。

都道府県によっては入室テスト行ってくれる所もあると思いますがやらない地域の方はわかる方に聞いてみましょう。

YouTubeなどでも使い方の解説動画あるので見てみましょう。

zoomのIDとパスコードについても確認しておきましょう。

zoomでは、登録されたメールアドレスで入室しないと、ブレイクアウトルームに入れませんのでご注意ください。

平成30年度改正からミニテストの実施も各科目で行われます。

基本的には、その科目での最後にマルバツ形式で5問程出ます。

その講義の内容からしか出ませんが聞いていないとわからないこともあるので集中して聞きましょう。

ミニテストもzoomでのチャットからのURLをクリックして問題が出てくる形になります。

チャット画面やカメラのオフ、ミュートのやり方も学んでおくと恥ずかしい思いをしないかも知れません。

絶対にやってはいけない事。

研修受講態度が不良な者、研修の進行を妨げる行為をおこなった者、講師等の指示に従わない者、研修会場に迷惑をかける行為をおこなった者、研修の参加者として好ましくない行為を行った者(他者への攻撃的発言、講義と関係のない行動、演習に参加しない等)研修中の課題等を提出しない者、秘密保持義務を守らない等、介護支援専門員の義務や倫理を損なうような行為を行なった者また、受講要件を満たさないまま研修を受講した者については研修修了証明書を交付されません。
毎年指摘されて修了証書をもらえない方がいます。
受講中は講師の方の話にうなづいたり積極的に意見を言ったりしていれば問題はありません。

できる限り多くの人と交流を

基本的に講義とグループワークで研修は進んで行きます。同じグループの方とは特に仲良く話しましょう。可能であれば連絡先を交換して情報を共有しましょう。

提出物の確認や研修記録の内容など情報交換が行えれば安心です。

1人ではわからなくても、みんなでやればスムーズに行くことが多いです。

何より楽しく研修を行えることが1番です。

実務研修の仲間は今後の更新研修Iや更新研修II、さらに主任介護支援専門員研修でも顔を合わせて行くことがあります。

介護支援専門員の仕事をする中でも社会資源を教えあったり、愚痴を言える仲間になります。

1人でも多くの仲間を作ってください。

提出物や宿題はすぐにやろう。

研修記録(個別学習シート)は各科目が終わったらすぐにやろう。時間が空くと内容を忘れたりやることが増えていくのでその日の科目はその日のうちにがベストです。

テキストの読み込みなど宿題が出た時は、直ぐに取り組みましょう。

居宅介護支援事業所実習は分からないことはまとめておこう。

3日間の実習は実際にインテークや担当者会議に参加する機会があります。

また地域包括支援センターにも実際に行き代行申請などや相談なども実際に見れます。

主に主任介護支援専門員が一緒に回ってくれます。

今のわからないことや聞いてみたいことありましたらまとめおきましょう。

まとめ

介護支援専門員実務研修受講試験を合格した後は、介護支援専門員実務研修87時間と居宅介護支援事業所実習3日間を取り組むことになっています。

しっかりと開催要領を読んだ上で申し込みをしましょう。

研修に入る前にも事前の準備をしっかりと行なっていきましょう。

実務研修では、たくさんの人と交流をして楽しく行いましょう。

ミニテストもあるので居眠りをせずに頑張って取り組んでいきましょう。

研修記録シートは貯めずに直ぐに提出していきましょう。

居宅介護支援事業所の実習は、質問することは前もってまとめて準備しておきましょう。



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