私は現役のケアマネージャーとして居宅介護支援事業所に所属して主に在宅で暮らす高齢者のケアマネジメントを行っています。
その前には、ユニット型の特別養護老人ホームユニットリーダーを行いながら社会福祉主事任用資格を通信で取っていました。
その為、ケアマネージャーとして対人援助を2年程行ったので、社会福祉士短期養成通信課程コースへの受験資格が取れたので、入学して受験資格を取り以前から興味があった社会福祉士を受験して合格をしています。
ケアマネージャーが社会福祉士を持っているメリット
ケアマネージャーと社会福祉士の業務内容は違いますが、マネジメントを行う際に連携することはあります。
ケアマネージャーは、介護が必要な人それぞれの状態を見極め、サービスや援助の方法や給付の管理を行います。
これはケアマネジャーが作成しますが、社会福祉士が調整役となって関係各所と連絡を取り合うことも多くあります。社会福祉士は福祉だけでなく行政や医療に関する幅広い知識を持っているため、最適な福祉サービスと要介護者を結びつける役割を担います。
ケアマネージャーが社会福祉士の資格を持った方と連携する場面は、病院のメディカルソーシャルワーカーか市役所の生活保護担当、障害、福祉課、地域包括支援センターの職員などと連携する場面が多いです。
ケアマネージャーが社会福祉士を持っていて加算はつく?
残念ながらケアマネージャーが社会福祉士を持っていて居宅支援事業所につく加算はありません。
ただ、病院のメディカルソーシャルワーカー、市役所の生活保護担当、障害、福祉課、地域包括支援センターの職員が社会福祉士の資格を持っていることを知っていれば、第2号被保険者の方や生活保護の方の担当の依頼は増えます。
資格取得の難易度
社会福祉士
国家試験合格率は、30%前後と低い水準です。難関資格と言っていいでしょう。1年以上の受験対策を行う人がほとんどで、幅広い専門知識が求められています。
対してケアマネジャーですが、こちらも試験は難しく、社会福祉士を下回る20%前後となっています。
ケアマネージャー
国家試験ではありませんが例年は1割から2割前後になっています。
筆記試験の合格後に、87時間の実務研修を受ける必要があります。(私の時は16日間程ありました。) 実務研修は、都道府県単位で実施されていて、主な内容は、ケアプランの作成や要介護認定についての専門知識や実際の作業を学び研修を終えて、各都道府県に登録申請を出し、受理されると都道府県の知事が発行する介護支援専門員証が交付されると、晴れてケアマネジャーとしての資格を取得できます。
受験資格取得まで
連数字を見るとケアマネジャーの方が難易度が高いですが、受験資格に違いがあるので一概に比べられないところがあります。
社会福祉士は大学や専門学校などの養成施設に通う必要があります。ケアマネジャーは介護福祉士等の国家資格を所有し、実務経験が5年以上あることが条件となっています。道のりは長いですが、養成学校を卒業する必要はありません。
そのため、私のように介護福祉士の国家資格を得てからケアマネジャーを取得し、さらに仕事の幅を広げるために社会福祉士にチャレンジするという方が多いです。
まとめ
ケアマネージャーが社会福祉士を持っていることで事業所に加算などは尽きませんが連携や新規開拓をする際に有利になることがあります。
生活保護や第2号被保険者のケースや時に難しいケースを振られることがありますがやりがいと勉強になりケアマネージャーとしてスキルのアップにもつながります。
もしよろしければ興味のある方はトライしてみましょう。
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