ケアマネージャーの役割や仕事内容について

介護日記
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ケアマネージャーは介護保険のプロ

結論から言いますとケアマネージャーは介護保険のプロです。
高齢者介護の全般を司ります。
すでに介護日記で解説している部分もありますがさらに深堀りお話をしていきたいと思います。

ケアマネージャーのお仕事内容

ケアプラン作成が重要で収入源!

ケアマネジャーは、介護保険を申請された方が介護保険サービスを受けられるように、その人のお宅に訪問して、困りごとや介護保険制度についてのご説明をさせていただきケアプラン作成をします。
ケアマネージャーはケアプラン作成を行って計画費を国保連に請求して運営されています。

利用者とサービス事業所を繋ぐ

それ以外にもサービス事業所(訪問介護事業所やデイサービスや福祉用具等)とのサービス調整を行います。
利用者様やご家族様はサービス事業所に対して要望やクレームを直接言いづらい場合がありますのでそのようなときは、ケアマネジャーが間に入り利用者様やご家族様のお気持ちを代弁して、事業所に意見を伝えたり、また事業所からの意見やトラブルにつながりかねないケアマネージャーが間に入りやんわりと伝えることで両者の関係性を崩さずにマネジメントが行えます。

給付管理が大切

利用するサービスの見積もりや介護保険の点数内で収まるように給付の管理を行います
利用者様やご家族様の経済力も考慮しながらマネジメントを行う事は精神的な負担の軽減にも繋がります。

総合事業の介護予防サービス・介護予防生活支援サービスの方「要支援」の認定を受けた方への必要なサポートも行います。要介護にならないように、これ以上状態の悪化を食い止めることも大事な視点としてマネジメントも行います。
基本的には、要支援のケアマネジメントは、地域包括支援センターが実施しており居宅ケアマネージャーは地域包括支援センターからの委託により行います。
要支援1・2以外の方でチェックリスト25項目の調査結果で事業対象者に該当した方も要支援1同等のサービスの利用ができますので事業対象者のマネジメントも行います。
※事業対象者は福祉用具のレンタル及び住宅改修のサービスも利用できません。



ケアマネージャーの働き場所は主に3ヶ所

①在宅で介護サービスを利用して生活を継続される方の支援を行う居宅介護支援事業所
 のケアマネージャー。
②特別養護老人ホームなどに入居されている方の支援をおこなう施設ケアマネージャー。
③地域包括支援センターの介護相談の窓口となる地域包括支援センターなどで働く
 ケアマネージャーです。

ケアマネージャーの基礎資格

ケアマネージャーにもいろいろな人がいらっしゃいます。

基礎資格によってもその色がわかれる。

ケアマネージャーの実務経験を重ねる経験によっても得意分野不得意な分野などが分かれます。

介護福祉士 介護の現場で経験を積み重ねた方が多く、介護の経験値が高く実戦での経験で説明がなどができます。おむつ交換、パットの種類、着替えの行い方など実際の介護の場面での経験から説明が行えます。介護の繋がりなどからサービスの情報の収集なども行って役立ている方もいます。

社会福祉士 病院のメディカルソーシャルワーカーや地域包括支援センター、市役所、社会福祉士協議会などで働いていおり介護保険以外の制度にも詳しかったり複数の資格を取得している方が多いイメージです。

看護師   医療のスペシャリストで病院や診療所クリニックの医療現場で経験を積み病気へのアプローチが的確です。医師との関りも慣れている方も多く私自身も医療のことや病気のことで相談させていただくことは多いです。

基礎資格で経験を積んだ部分で、本当にマネジメントに出てくるので介護相談がある際、地域包括などでは、その強みの部分で活かせれるケースなどでお仕事依頼がある時もあります。

ケアマネージャーはやりがいがある。だから目指してもらいたい!

ケアマネ資格を取得するまでの道のり

まずは、資格取得そいて現場での実務経験

初任者研修(従来のホームヘルパー2級)の資格を取ります。介護職員初任者研修の内容は、カリキュラムは130時間あり、その全課程修了後に修了試験を受けて合格することが取得の条件となっています。

介護福祉士取得そして実務経験

次は介護福祉士を目指しますが受験資格が必要なので現場で実務を3年程頑張ります。従業期間3年(1,095日)以上かつ、従事日数540日以上で、「実務経験3年以上」という受験資格を満たすことができます。資格となる実受験務経験は、現に就労した期間・日数が次のとおり必要です。従業期間・従事日数の要件は、両方とも満たす必要があります。なお、従業期間・従事日数は試験実施年度の3月31日まで通算することができます。また実務経験とはべつに実務者研修か介護職員基礎研修及び喀痰吸引等研修を受ける必要があります。実務者研修は優れた介護サービスを提供するため創設された研修で、現在は介護福祉士国家試験を受けるには必須になりました。

待っているのは、実務者研修87時間

晴れて合格したらケアマネになれる訳ではありません。今度は筆記試験の合格後に、87時間の実務研修を受ける必要があります。(私の時は16日間程ありました。) 実務研修は、都道府県単位で実施されていて、主な内容は、ケアプランの作成や要介護認定についての専門知識や実際の作業を学び研修を終えて、各都道府県に登録申請を出し、受理されると都道府県の知事が発行する介護支援専門員証が交付されると、晴れてケアマネジャーとしての資格を取得できます。

道のりは大変ですが取ったときの達成感は、感無量です。
勉強したことが人のために本当に役立てれる資格です。

まとめ

ケアマネージャーのお仕事は多岐にわたります。知識や経験に人とのコミュニケーション能力が必要とされます。人として包容力や判断能力。人の気持ちを理解できないと行えない仕事です。

平成30年にケアマネージャーの受験資格が厳格化され誰でもなれる簡単な資格ではなくなりました。受験資格を取れても受験も合格率が1割から2割と大変合格率が低く狭き門となっています。

少子高齢化の中、多くの課題に向かい合うケアマネージャーのお仕事は大変ですがその分
「ありがとう」のお礼には心がこもっています。
人生の最後の場面に関わらせていただけるこのお仕事をさせてもらえるのは本当に感謝しかありません。



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