介護の仕事のキャリアアップ

介護日記

令和5年1月29日に第35回介護福祉士国家試験の筆記試験が全国各会場で行われました。
受験された方は本当にお疲れ様でした。

お仕事をされながら勉強に取り組み受験された方がほとんどだと思います。
努力した結果が実るのを本当に心からお祈りします。

なお、筆記試験の合格者には、2月17日(金曜日)に実技試験受験票を発送されます。
実技試験免除の方は、筆記試験受験票の受験資格欄が「確定」の方3月24日(金曜日)に結果通知を発送されます。
筆記試験受験票の受験資格欄が「見込」の方
筆記試験受験票の実技免除欄が「見込」の方「改めて提出する書類」欄に印字されている証明書を提出期限までに提出してください。証明書を確認後、発送されます。

「改めて提出する書類」欄に印字されている証明書が提出期限までに提出されない場合は、試験は無効となり、結果通知は発送されません。

※欠席した場合、結果通知の発送はありません。

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介護におけるキャリアアップとは

現状よりもさらに専門的な知識や技術を身に付けて、ご自身が持っている能力をさらに向上させていき経験を高めていくことを言います。

介護におけるキャリアアップには、新たな資格取得を目指すより高度な資格を取得する管理職などの役職を目指すといったキャリアアップがイメージされますが介護業界で活躍する職種には、資格がいる専門職と、資格が不要な職種があり、これらを区別し理解しておくことで、資格取得後のモチベーションを維持することが出来ます。
今回冒頭でもお話をした、介護福祉士の資格は、介護業界で代表される国家資格の1つであります。

そこに辿り着くにあたっては、他にもクリアしなければいけない資格があります。

介護の資格がなくても働ける?

生活援助などは行えます。

生活援助とは、要介護者(介護を受ける人)の自宅や、老人ホームなどの居住系介護施設で、要介護者の日常の家事をサポートするお仕事です。例えば、居室の掃除や洗濯、食事の準備や片付け、食料品や日用品の買い物などが、生活援助に含まれます。これらの業務は、介護関連の資格を持っていない人でも行うことができます。

他にも訪問入浴などの着替えや入浴の介助を行うことが、例外的に認められているのです(ただし、事業所によっては、訪問入浴の業務を行うスタッフに、資格の条件を定めている場合があります)。

※資格なしで働く場合には資格を持っている人の平均で約5万円の差があります。地域や職場によってもちがいます。

介護業界の給与水準は、行っている介護サービスの形態などによっても異なるため、一概には言えませんが保有資格が上位になるほど、給与水準も高くなると言うことは間違いありません。

まずは取りたい介護の資格 初任者研修!

介護職員初任者研修は、以前の制度であったヘルパー2級相当にあたる資格になります。
在宅や施設に限らず介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得する研修になります。

この資格を取得することで、介護職としてのキャリアがスタートします。
ハローワークなどの求人でもこの資格が応募要件になっている事も多いです。

正社員・パートなどのさまざまな働き方で活躍することができます。
最近では、家族の介護を念頭において資格を取りに来られる方も増えています。
資格を取得するためには、講義と演習で構成される約130時間の研修受講と、全課程修了後の修了試験に合格することが必要です。

さらにステップアップするには実務者研修になります。

実務者研修とは、介護職員初任者研修の上位に位置づけられる資格で以前の制度にあったヘルパー1級に相当します。
取得することで訪問介護のサービス提供責任者にもなる事ができます。

その分、実務者研修は、初任者研修よりも受講時間数が320時間も長く、そのほとんどが自宅学習となっています。よって、初任者研修以上に「継続的に自宅学習するための時間確保」をする難しさがあるかもしれません。
また、無資格者の場合には受講期間が約4~6ヶ月と長丁場ということもあり、学習を進めていくにつれてモチベーション維持が難しく、さぼってしまうなんてことも考えられます。

介護福祉士国家資格の受験要件の一つを満たせます。無資格から実務者研修を取得することで、スキルアップや給与アップを図れる可能性があるので、介護業界で長期的に介護の仕事を取り組みたい方は検討してみると良いでしょう。

実務者研修課程は仕事と両立することも可能です。ただ、両立するには勤務先の介護施設や事業所の職場環境も大切なので、「今の仕事では実務者研修を取得できない」という方は転職を視野に入れてみることをおすすめします。

また職場によってはキャリアアップのため研修費やお仕事の中で研修や試験参加させてくれるところもあります。

そして現場で極めるのであれば介護福祉士

介護福祉士国家試験受験には、実務者研修の修了が必須になります。
平成28年度の「介護福祉士国家試験」から受験資格として、実務経験3年以上に加え『実務者研修』の修了が必須となりました。
介護福祉士受験者はここ数年は約8万から10万人で推移しています。

社会福祉士及び介護福祉士法を根拠とする国家資格。福祉系では、社会福祉士、精神保健福祉士並ぶ、名称独占資格の国家資格です。名称に福祉士が入る三資格を、福祉系三大国家資格になります。

介護福祉士をとることで仕事の幅はとても広がります。現場では主任や教育なども任せられることもあり、経験年数も中堅以上として、就職などでも優位になります。

また、介護福祉士をとることで次なるステップアップにもつながります。

それはケアマネージャーです。
ケアマネージャーは、数年前に受験資格が厳格化されて介護福祉士を取得してから5年実務経験をつまないと受験資格がもらえません。
現場を経験している方が今度はケアマネジメントを行うことは利用者にとってはとても心強いです。

また、介護福祉士をとったことでさらなる高みを目指す方もいます。
実務経験としてはカカウントはありませんが介護福祉士を取ったことで勢いをつけて社会福祉士や精神保健福祉など挑戦する方もたくさんいます。
そこを取得することで病院の相談員や地域包括支援センターなどでも働くことができるので選択肢も増えて介護や福祉が好きな方は本当にやりがいのあるステージで仕事が行えるので楽しいと思います。

あとはさらに分野別の認知症の実践者研修や認知症ケア専門士や住環境コーディネーター2級などの資格を取ることもさらなるキャリアアップにつながると思います。

まとめ

介護の資格を取得するとキャリアアップと同時に収入アップも見込むことができます。様々な職種によって適したキャリアアップ方法を実践することが重要だと思います。

資格を取得するにあたっては、たくさんの勉強もして知識や経験を積むことで成長することができます。

自分が将来をどんな職種を目指すのかてどのような道に進みたいかによってキャリアアップの最善策が変わると思います。



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